SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
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タルアファルの検問所にて
出典  washingtonpost.com
URL http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/09/08/AR2005090800259_pf.html
原題 U.S. Forces Chase Ghost Fighters Amid Iraqis
日時 2005年9月9日
筆者 Jonathan Finer 同紙外報部
発信地 イラク タルアファル(Tall Afar) 9月8日
内容

米兵らはこの包囲下にある都市を脱出する人々を検査する検問所に木曜の朝、遺体2体を運んできた救急車はなにかおかしいと勘付いた。

以下全訳

救急車の側面には若い男性3名がぶらさがっていた。彼らの言うところでは前夜の地元病院への爆撃(bombardment)で亡くなった家族の遺体に付き添っているのだと言う。が、イラク人警官が彼らを見渡し、白のスウェットパンツと白のシャツを着た20代前半に見える一人を指した。”見覚えがある。拘束しなくては”警官は言い、”彼は警官を殺した”と続けた。

米兵による尋問は最初埒があかなかった。男性はアラビア語でなくトルコ語を話すのでアメリカ人通訳とは意思疎通できないと主張した。名前を聞かれると、”Habib"かあるいは”Faris”と答えて一定しない。あるときなど、男性は床に転がり嘔吐するかのような吐き気をもよおす声を出した。が、怒った兵が拘束しようと気を揉んでいるイラク側に引き渡すほかないと言うとがらりと変わった。

”そうだ。私は内乱者(terrorist)だ。そうとも”。男性は完璧なアラビア語で言い、仮病(ailment)のことは忘れたかのようだった。”彼らに引き渡すくらいならお前が私の頭を撃つほうがましだ”
この例は地元住民に区別できないほど溶け込んでいる戦士(fighter)を見分けるという、米軍部隊の多くがイラクで内乱と戦闘するに際し面する最大の難題を裏付ける出来事である。、

米軍指揮官は、イラク治安部隊の数が増えるにつれて地元社会の内部の情報が得られるので仕事ははるかに容易になると長らく主張してきた。私人としては、米軍指揮官らはイラク部隊の囚人に対する厳しい扱いが両刃の剣となっていると認める。囚人に怖がらせて口を割ることもあるが、警官および兵士と彼らが奉仕する住民との間の親密な関係を損なうのである。

タルアファルでは、1週間前に米軍とイラク軍が昨年11月のファルージャ以来最大の都市攻撃を発起しているが、兵らは攻撃が間近とみて市から逃げる住民を助けつつも同時にそのうちの内乱者が気付かないうちに逃走するのを防いでいる。

木曜の夜も激しい爆撃は続き、米軍ジェット機が500ポンドJDAM精密誘導爆弾やその他の弾薬を内乱側が支配するSarai地区に投下した。その間も住民に避難を呼びかけるメッセージをラウドスピーカーで流し続けた。木曜に1千名近い人々が米軍の検問所を通過した。指揮官らによると情報の示すところでは内乱指導者らは市を無人にしようとしているとのことである。

イラク警官と兵士はタルアファルでの作戦のほとんどあらゆる面に完全に組み込まれている。攻撃を主導する米国陸軍第3機甲騎兵連隊の部隊に配されていたり、米軍特殊部隊の兵らの小集団から助言を受けていたりする。当地の部隊にはイラク陸軍第3師団の数個大隊が含まれる。同師団はイラク北西部に駐屯する。また、この作戦のためクルド兵からなる大隊1個がタルアファルに配された。正規のイラク警察官と警察コマンドー数百名も戦闘終息後に米軍が設ける予定の警察署に配置される予定でタルアファルに送り込まれている。

この地域のイラク人部隊の活動は4月に第3騎兵が来て以来、劇的に向上したと米軍指揮官らは言う。6月早くに、米兵2名が指揮するイラク小隊1個がSarai地区で待ち伏せを受けた。小隊に機銃弾が降り注ぐと、その大半は逃げてしまった。この交戦で米軍の中佐が戦死した。

”彼らと始めた頃は、ちょっと攻撃を受けると彼らは逃げるかでなければ’死の花’、簡単に言うとあらゆる方向に弾を撃つこと、これは我々にとっても危険だし町にとっても危険だ、を咲かせるかだった”と第3機甲騎兵連隊Sabre大隊長Christopher Hickey中佐。中佐はイラク側指揮官と密接に協働してきた。”指揮と経験を重ねて、彼らはより規律正しくなった”

尋問のために熟練した通訳の数が不足しているので、イラク側部隊と別個に作戦中の米軍部隊は、タルアファルでの家屋捜索の数日間中時折、内乱者を見分けようとして四苦八苦することがあった。

日曜にEagle大隊のBlue小隊はSuleiman Dawouという名の内乱容疑者の家を強襲した。彼らが家にゆくと、Dawouは不在だったが、その甥と思われる男性を発見した。兵らが英語で甥にDawouの居所を尋ねると、男性は否と答えた。男性が嘘をついていると兵らは考えて、プラスチック製の手錠をして拘束されることになると男性に告げた。兵らが拘束する際に必要とされる書類作業に入ったとき、通訳が来て最後にもう一度男性に尋ねた。

”私は米兵がSalman Dawouと言ったのだと思った”と男性は通訳に話し、”Suleimanなら知っているが、長いこと会っていない”。兵らは男性を放免した。

が、Hickey中佐ら指揮官はイラク部隊の参加で内乱者を見分けるのが計り知れぬほど助けとなっていると話すが、懸念もある。これはイラクの他のスンニ派アラブ人共同体でも同じだが、イラク部隊はシーア派かクルド人が圧倒的に多数を占めている。Hickey中佐によると米軍は地元スンニ派指導者と会ってスンニ派に警察や陸軍部隊に応募するように勧めているとのことである。が、先月の一連の会合を経て部族指導者らは候補者の一覧を出すとのことだったが、挙げられた名前は3人だけだった。

”問題の一部は治安状況が非常に悪いため誰も警官になりたがらないことだ”とHickey大隊長。”治安が改善されれば、もっと多くが入隊すると思う。住民にとって理想なのは自分たちの手で地区を警備することだ、そうすれば正しくやることに関わりを持つことになる”

市民はタルアファルから逃げ出している。タルアファルの住民の多くはスンニ派で、民族集団ではトルクメン人に属する。市民らは米軍から市南部の検問所を通過して脱出する様伝えられている。が、市民らの多くは警察と住民の多くがシーア派である南部へ立ち入ることを恐れている。

作戦に参加しているクルド兵はフセイン前大統領のスンニ派主体の政府と戦闘していたペシュメルガ民兵であり、ペシュメルガは隣国のトルコ政府と戦闘するクルド人勢力を支援している。米軍指揮官によると、トルコと強い民族的な繋がりがあるトルクメン人の牙城に侵攻することをクルド兵らはとりわけ楽しんでいるという。

”クルド兵らは少々熱心なようだ”とHickey中佐。中佐は熱心なあまり過度に積極的な戦術に繋がることはないと否定した。”クルド兵らはプロの戦闘部隊であり、評価も良い。彼らは評価を保ちたいと思っている”

木曜の救急車から引き離されて尋問を受けた男性はイラク警察に渡されることを正真正銘恐れているようだった。”お願いだ、いやだ”と男性は数回繰り返した。兵らは情報を引き出せるやり口を見つけたと分かると、イラク人警官を呼んでじっくり尋問させた。警官らによると男性は地元警官の残酷な殺害に関係しているとのことである。警官は首を切断され、遺体は内部に爆弾を仕掛けて通りに置かれていた。(訳補 探知)犬が遺体を嗅ぎ始めると爆弾が爆発した。

警官が最初部屋に入ると、男性は隅に顔を向けて警官を見ようととしなかった。警官が激しさを強めながら男性に怒鳴って問い質すうちに、男性はふてぶてしくなった。

”お前たちがなんと呼ぼうと、私は聖戦士だ。天国にゆくのだ”と男性は尋問者に大義のために死ぬ者は死後に特別な場を与えられるという、内乱側戦士の多くがいう信念を話した。”お前たちは異教徒で地獄に落ちる”
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