SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
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米陸軍機甲戦力:新旧混淆
出典 national defense
URL http://www.nationaldefensemagazine.org/issues/2006/jan/armys_web.htm
原題 Army's Armored Force: Mix of Old and New
日時 2006年1月号
筆者 Sandra I. Erwin
発信地 不明
掲載紙面 不明
内容 以下全訳

野心的な”将来戦闘体系(future combat system, FCS)”の見通しが不透明な中、陸軍は機甲旅団(armored brigade)を35個も建設する計画を着実に進めている。
書く旅団はエイブラムス戦車60両とブラッドレー装甲戦闘車125両を装備することとなる、これらの多くは実質的に新型のハードウェアで改良されることとなると関係筋。2005年から2007年の間に、陸軍はこの計画に少なくとも70億ドルを注ぐ予定だ。

35個の”重旅団戦闘団(heavy brigade combat team)はより大きな計画の一環、その費用は推定で690億ドルとなる陸軍を自立展開可能な旅団へと再編する計画の一環である。重機甲旅団(heavy armored brigade)に加え、ストライカー軽機甲部隊(Stryker light armored unit)6個、少なくとも30個の軽(light)および空中強襲(air assault)旅団を配備する予定だ。

陸軍筋が公の場(publicly)で強調しているのはこれらの自立展開可能な”規格化”旅団は、その大半は既存資産の再編に過ぎず、巨大な”将来戦闘体系(FCS)"の予算とは競合しないということだ。FCS計画は単一の指揮統制ネットワークで結合された一連の高度技術車両と兵器のことである。陸軍は今後10年でFCS旅団を15個、1270億ドルで配備する事を望んでいる。

が、国防予算が逼迫しつつあり、陸軍の人件費急騰とイラク戦費もあいまって、大きくみたところ(for all intents)、陸軍に規格化旅団を装備し来る年月での戦闘に備えさせるためにFCSを見送る(forgo)あるいは遅延させる内部での予算争いが生じている。

陸軍が推計したところでは、戦争を経た装備(war-equipment)の修理だけでも今後5年間で260億ドル超を消費する。

要点はFCSと現行戦力の間には"大きな相乗作用(pull and tug)"があることだと、陸軍戦車車両武器開発本部(the Army Tank-Automotive and Armaments Command)長のWilliam M. Lenaers少将(Maj. Gen.)は最近の防衛業界の会合で語った。”FCSへの取り組みを沙汰止みにしたりはしていない”と少将。が、少将が認めるように陸軍は今後厳しい選択をせざるを得なくなるかもしれない。

FCSを待ち受ける運命に関わらず、陸軍は2008年か2010年に重旅団35個を配備する路線を進んでいるように見受けられる。FCSの進捗次第では、これらの重部隊のエイブラムスとブラッドレーが先端FCS技術の試験車両(test platform)となるだろうと関係筋は語る。

陸軍の戦闘兵器計画副長(top program executive for combat systems)であるKevin Faheyはエイブラムスとブラッドレーの近代化計画は”これまでになく大規模となる”と語る。

(# Kevin Fahey 職務および略歴
http://www.peogcs.army.mil/eob.cfm
Kevin M. Faheyは地上戦闘兵器計画副長(the Program Executive Officer (PEO) Ground Combat Systems (GCS))
PEOとして陸軍地上戦闘兵器の開発、調達、配備、維持の責めを担っている。これらの兵器にはエイブラムス戦車、ブラッドレー戦闘車、ストライカー旅団戦闘団の車両、統合軽量榴弾砲(Joint Lightweight Howitzer)およびロボット兵器(Robotic Systems)が含まれる。

同氏はマサチューセッツ出身でマサチューセッツ大学(the University of Massachusetts)卒業後1981年に公務に就く。ミシガン州Warrenでの職の前には、ニュージャージー州Picatinny Arsenalの弾薬担当計画副長(the Deputy PEO for Ammunition)を経験。およそ200の計画があり運用予算は30億ドルであった。PEO-Ammoとして通常弾薬のライフサイクル調達管理(life-sycle acquisition management of conventional ammunition)と全軍種の通常弾薬の国防総省上級代理人(the Department of Defense Exective Agent for all services conventional ammunition)として管理した。

2000年2月に同氏は上級官吏(Senior Executive Service)となり、ニュージャージー州Picatinny Arsenalの合州国陸軍戦車車両武器開発本部(U.S.Army Tank-Automotive and Armaments Systems Command)の武器研究開発工学センター(Armament Research, Development and Engineering Center)のmbat Armament Systems)の近接戦闘兵器技術上級副長(the Senior Technical Executive for Close Combat Armament Systems)に就任。

前職には
クルーセーダー計画副統括(Deputy Project Manager, Crusader)、クルーセーダー計画システム工学および国際部長(the Chief of the Systems Engineering and International Division for the Crusader Program)、

# クルーセーダー自走砲
# http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/crusader.htm

将来装甲給弾車計画開発者およびシステム工学長(the Future Armored Resupply Vehicle (FARV) Program Development Project Officer and Chief of Systems Engineering)、

国際155mm統合弾作業班米国代表およびM119開発計画担当者(the U.S. delegate to the international 155mm Joint Ballistic Working Group and the M119 Development Project Officer)
がある。

# M119 105mm牽引式榴弾砲
# http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/m119.htm

公務員として最初の職はニューヨーク州Watervliet Arsenalで品質部門(in quality)、ついで1987年にニュージャージー州Picatinny Arsenalへ異動。

Fahey氏は1981年にマサチューセッツ大学(the University of Massachusetts)で産業工学およびオペレーションズリサーチで学士号(Bacherlor of Science in Industrial Engineering/Operations Research)を得て卒業。大学卒業後、同氏はテキサス州TexarkanaのRed River Army Depotのthe DARCOM Intern Training Centerにてthe Quality and Reliability intern programに出席。

the Superior Civilian Service Awardを授章。
the Honorable Order of Saint Barbaraに入団。
Defense Systems Manegement Collegeにてthe Advanced Program Management Courseを修了。

以下略歴省略
#)

重旅団にはM113装甲兵員輸送車(M113 armored personnel carrier)やパラディン装甲自走砲(Paladin armored artillery gun)も含まれるとFahey氏は産業界の会合にて述べた。陸軍はブラッドレーを新たに数百両購入する予定ではあるが、既存のエイブラムス、M113、パラディン、その多くは30年を過ぎているでやっていく必要がある。

”古いシステムも続けていくつもりです”と同氏。”FCSでの成果も利用します”(“We'll continue to have an obsolescence program,” Fahey said. “We'll take advantage of what FCS is doing.”)

重旅団再編および装備向上を監督するLarry D. Hollingsworth大佐(Col.)によると各旅団はエイブラムスとブラッドレーの古い”アナログ”版と新しい”デジタル”版をともに装備する事となる。

重旅団戦闘団のおよそ半分がデジタル化エイブラムス、M1A2SEP(System Enhancement Package)と最新のブラッドレーA3を装備する。残り半分の部隊はブラッドレーの初期型の一つODS(Operation Desert Storm)とアナログのM1A1 AIMを装備する。

”陸軍は完全改修(completely refurbished)するブラッドレーA3とODSの両数増加を手当てする計画だ”とHollingsworth大佐は本誌に語った。”またエイブラムス戦車少数を完全改修する計画もある。その計画ではエイブラムスの古い型を完全に分解(overhaul)して実質的に新しいSEPやAIM型のすることとなる。

エイブラムス全車は古いAGT-1500エンジンで走り続ける。5年以上前に陸軍はエンジンを更新したいと望んだが、FCSの予算のためその計画はキャンセルされた。

2003年のイラク侵攻以来、エイブラムスは平時の10倍近い年間走行距離を重ねて来ている。

Hollingsworth大佐によると、エンジンは動いているが故障を少なくするため分解修理する必要がある。"エイブラムスのエンジンは集中的な改良計画の最中であり平均工廠修理間隔(meantime between depot repairs)をおよそ1400時間に増すよう耐久性を増す予定だ”
現在のエンジンは修理工房(repair shop)に戻るまでにおよそ700時間運転できる。”エンジンの基本構造は適切だ”と大佐。”しかし、故障率の高い部品を予想するといったことはできる”

重装甲車両(heavy armored vehicle)はまた新しい補助動力を必要としている。補助動力により搭載しているおびただしい数のセンサーと電子機器をエンジンを切ったままで動かすことができる。”エンジンを切ったままの、静穏哨戒(silent watch)モードで長時間車両を動かす必要がある”と大佐は語る。

戦車部隊では現在、ディーゼル発電機を補助動力としているが、これらはかさばり、騒がしく、信頼性が低いとFahey氏。この分野ではメーカー(suppliers)が軽量、高効率、優れたメンテナンス性の発動機を提案すれば気前の良い契約を得られる。

ブラッドレーが6キロワット燃料電池試験車両として既に使われおり、陸軍の求めるものを確実に実現できるとBattelleのCharles E. Lucius副社長(vice president)は語る。

(#
http://www.battelle.org/news/05/02-16-05BradleyFuelCell.stm
2005年2月16日
原題
UNITED DEFENSE, BATTELLE DEMONSTRATE PROTOTYPE FUEL CELL POWER UNIT FOR BRADLEY FIGHTING VEHICLE
United DefenseとBattelle、ブラッドレー戦闘車の燃料電池原型を実証へ
発信地 フロリダ州Fort Lauderdale
http://maps.google.com/?ll=26.118914,-80.137711&spn=0.113287,0.146599
内容

燃費向上(fuel efficiency)と合州国陸軍の補給負荷軽減(reduce logistics burden)を目指した設計

BattelleとUnited Defense Industries, Inc.(ニューヨーク証券取引所略号:UDI)は協同でブラッドレー戦闘車の燃料電池補助動力装置(auxiliary power unit,APU)原型の開発と実証に取り組んでいる。

この装置は主エンジンを動かさずに車両の電子装置を無期限に(indefinitely)動作させるに足る電源となるよう設計されている。
この燃料電池技術はBattelleのオハイオ州Columbusおよびワシントン州Richland所在の研究所で合州国陸軍戦車車両研究開発工学センター(U.S. Army Tank Automotive Research, Development and Engineering Center TRADEC)とその国立車両センター(National Automotive Center)の資金支援により開発され、United Defenseのカリフォルニア州サンタクララの地上装備部門(Ground Systems Division)施設にて組み込まれたもの。両社はこの技術を本日から2月18日まで当地のthe Broward County Convention Centerにて開催されている合州国陸軍協会冬季会合(the Association of U.S. Army's Winter Symposium)にて展示している。

(#オハイオ州Columbus
http://maps.google.com/?ll=39.943436,-82.842407&spn=3.095239,4.691162

ワシントン州Richland
http://maps.google.com/maps?f=q&sll=46.845164,-120.19043&sspn=5.522948,9.382324&hl=en&q=richland&btnG=Search&ll=46.264867,-119.249725&spn=0.17445,0.293198

カリフォルニア州Santa Clara
http://maps.google.com/maps?f=q&hl=en&q=santa+clara&btnG=Search&ll=37.355081,-121.951332&spn=0.050146,0.10128
#)

効率性を保ちつつ燃費を向上することで戦闘で実証済みのブラッドレーの戦闘能力は一層高まる。ブラッドレーは激しい市街戦および野外状況(rural scenario)において陸軍の主要な車両兵器である。 軍が展開する際の物資重量の大きな割合を燃料が占める。燃費を向上させれば補給負荷を軽減でき軍の即応性が高まる。

”二社の長所と科学上のノウハウをあwせることで、米軍および前線の兵らに実際存在している問題に対して、先端技術による解決策を供することができればと願っています”とBattelle社のNational Security Divisionの上級副社長(Senior Vice President)Steve Kelly氏は語る。

"燃料電池はブラッドレーのような現行戦力車両にとって清浄、静穏、最新の向上となる”とUnited DefenseのDirector of Bradley Combat systemsであるAndy Hoveは語る。”Battelle社の3キロワット燃料電池を組み込むことでブラッドレーは静穏哨戒能力ばかりでなく、主エンジンの負荷を軽減し、全体として燃費を低減でき、車体内外の熱量を削減できる”
#)

同社は陸軍の資金で燃料電池を開発し、燃料電池はとうとう誇張から機能する技術へと近づいていると主張する。イラクでは戦車やブラッドレーのバッテリーはエンジンが切られているうちにしばしば消耗してしまい、三ヶ月毎に交換する必要があるとLucius副社長は語る。

ディーゼル発電機は理想ではないが、しばしば好んで用いられるのは修理が容易なゆえである。”燃料電池は軍用に必要とされる信頼性と耐久性に到達していない”とLucius氏。”燃料電池の世界は理屈と誇張が幅を利かせてきた。が、技術として成熟段階に入りつつある(the technology has reached a maturation curve)と私は確信している”、およそ5年内に軍用が大丈夫となる。

もう一つイラク戦争(the conflict in Iraq)で浮かび上がった補給及び整備上の問題は車両の履帯が路外での使用のために元来設計されているが主として舗装路を走っているためたちどころに(rapidly)疲労(wear down)してしまう事である。耐久性を増した新たな履帯が加わる事となるとHollingsworth大佐は語る。

”分かったのは、我々の戦闘での運用および環境が異なるがゆえ、70%から80%の時間は硬表面道路(hardball roads)で過ごすということだ”と大佐。”戦車とブラッドレーの履帯を開豁地形に置いてと同じくらい硬表面での信頼性を高める事は意味がある”

イラクの内乱に対する戦闘では、そのほかにも、RPG(rocket-propelled grenade)や個人携帯対戦車弾により数両とその人員が失われた事で、合州国の重装甲の脆弱性があらわとなった。陸軍ではこれにつき”アクティブ防御装置(active protection system)をエイブラムスやブラッドレーに装備する事で対抗するつもりである。アクティブ防御装置は目下FCSに向けて設計中である(currently are being designed for FCS)。陸軍はエイブラムスにより軽量化した装甲を調達しようとしているが、Fahey氏いわく、”これまでのところ成功していない”

アクティブ防御装置は戦車あるいは装甲兵員輸送車を向かってくる攻撃から車体装甲に命中する前に防御するものである。分類としては二つに分かれる。ミサイルの誘導装置を混乱させるソフトキル(soft kill)と、迫る弾頭を探知して破壊するハードキル(hard kill)である。

アクティブ防御装置は世界の軍の多く出用いられているが、自軍に対する損害の可能性(fear of fratricide)から米軍指揮官らは受け入れてこなかった。"アクティブ防御は戦術に影響を及ぼすだろう”とHollingsworth大佐。"別な方法でやるのが必要となる” 1980年代に、"我々は欧州戦域に備えて訓練していた、欧州戦域では離隔距離は非常に大きい。いまや我々の環境では付随的被害(collateral damage)の懸念がより大きくなる。。。が、アクティブ防御の利点は我々が今抱いている懸念よりも遥かに勝る”

エイブラムスとブラッドレーの大掛かりな改良がこれらに加えて近い将来、陸軍のいう”FCSからの成果物(FCS spinouts)”として行われそうだ。

FCSの計画上の導入時期である、およそ2010年から2012年よりも前に現行車両が改良を必要とすることが明らかとなり、陸軍はFCSが戦車とブラッドレーを更新する時期とは関係なく技術を加速し現在の車両に導入することを決定した。

"FCSの成果物はまずエイブラムスSEP(#M1A2 SEP)とブラッドレーA3に導入される”とHollingsworth大佐。"ともに余裕あるデジタル仕様(degital architechture)を備えている"

これまでのところ、陸軍は成果還流(spinout)4回に合意していると彼は述べる。

FCSの主契約メーカー(prime contractor)であるthe Boeing Co.によると、成果還流は幾つかの技術がから成る。
"統合コンピュータシステム(integrated computer system)”がFCSネットワークの主ホストとなり、エイブラムスSEPやブラッドレーA3といったデジタル仕様を持つ現行の車両をも包含する。General Dynamics Corp,とRockwell CollinsがICSを開発している。
 
 指揮統制通信の強化は現行車両をFCS戦闘指揮ネットに組み込む意図がある。契約メーカーにはRaytheon、Austion Information Systems、 General Dynamics、Lockheed Martin、Textron、Northrop Gruman、BAE Systemsが含まれる。

 第三の成果還流はFCSのロボット車両を現行戦力とネットで繋ぐ事が中心となる。

 第四の成果還流は2010年かそれ以降に予定されており、FCS計画が実れば、FCS旅団戦闘団と現行戦力との間の完全な共同作戦性(interoperability)の確立を狙いとする。
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