SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
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民主党上院議員のイラク政策提案と批判
出典 CSM
URL http://www.csmonitor.com/2006/0505/p04s01-usfp.html
原題 
US seeks options for Iraq, finds few answers
Senator Biden's 'third way' - divide Iraq in order to save it - gets little support from experts.
日時 2006年5月5日
筆者 Howard LaFranchi  Staff writer of The Christian Science Monitor
発信地 ワシントン
内容
#画像注記訳
新たな計画:民主党デラウェア州選出のJoseph Biden上院議員はイラクを中央政府のもとでシーア派、スンニ派、クルド自治地区に分割することを提案している。
MATT ROURKE/AP
#注記訳終わり

イラクで宗派間暴力が増加し米国の影響は減退する中、著名な民主党の政策家がさらなる紛争へ向かうのを避ける手として、イラクを宗派に基づいた自治区に分割する計画を喧伝している。

#以下全訳最後まで
デラウェア選出のJoseph Biden上院議員はイラクをシーア派、クルド人、スンニ派地域へ分割することを唱えている。各地域は石油収益を分割し、内部の治安を保ち、バグダッドの中央政府が外交政策、国境警備、石油政策を担う。

Biden上院議員の提案は米国指導者がイラクと同国に対する米国の取り組みにつき新たな考えを求めていることの最も新たな証拠である。3月に議会は元国務長官James Bakerと長年民主党連邦議員であるLee Hamiltonを座長とする独立委員会を任命し、ホワイトハウスと議会にイラクでの選択肢について新たな評価をすることを課した。

Biden議員がイラクと言う難問に労をとって取り組んでいることは、事情通の中には、他の者、とりわけブッシュ政権が手をつけないままでいる大きな問題に解答を見出そうと少なくとも試みている点で称賛すべきとみている者もいる。問題の中にはイラクの民兵という厄介な問題もあり、米国軍事筋はいまや内乱よりも大きな問題だと話している者もいる。

けれども、イラク専門家の大半は同議員の提案を一様に退けて、いわく既に悪い状況をさらに悪化させるだけだと語る。そしてイラク人の間で広範な支持を得られそうにも無いと話す。

"多くの点で余りにも酷い考えなのでどこから切り出せばよいか分からない"と前CIA中東分析家で現在、国防大学(the National Defense University)のJudith Yapheは語る。"この提案の方向に進めば確実に内戦となり、現在見ているようなものは児戯に等しくみえるようになるだろう"

別な者は、提案は外部からの新たな押し付けにすぎずイラク人の支持が得られず、近隣国からは弱みの印と受け止められるからうまくいかないと語る。

"このようなことはアラブ世界では全く無い。私が見るにそれには理由がある。アラブの政治的気風に訴えるものではないのだ"と前防衛情報庁中東分析家(Defense Intelligence Agency)でイラク専門家のPatrick Langは言う。"この路線を行けば、分解への道に繋がる道筋の通過点となると言いたい"

しかし、Biden議員は、彼の提案は外交関係会議(Council on Foreign Relations)議長(President)Emeritus Leslie Gelbと纏めたものだが、
現地の実際に彼の計画は良く当てはまると話す。イラクは既に宗派闘争に入っており、家族をより民族が纏まっている地域へと移動させている。さらに昨年承認されたイラク憲法に自治区分割の種は既に蒔かれていると指摘する。

"今から5年後に統一イラクがあるために唯一の手段は主要地域に正面からある程度の自由の余地を与えることだ"とBiden上院議員。憲法は既に北のクルド人自治区を認めていることを指摘し、他にも自治区を設けることで、デラウェア選出の同議員は"この(計画)は完全に現在の憲法に適っている”と付け加える。

同議員は彼の案は歴史の教訓、とりわけボスニアを自治区に分割した1995年の合意に基づいていると語る。ボスニアの各地域は独立した治安部隊の保有を認められたことを指摘し、この代替案により公的な"処刑部隊”、とりわけイラク警察内部の日々の犠牲者を減少できると述べる。

その一方で、国境を警備する国家部隊の入隊者はより適切に選抜をうけ、時間をかけて真の国軍を形成すると付け加える。

案を批判する者がみる問題は、スンニ派はサダム・フセイン体制ではイラクを支配していたが、民兵を持っていないことである。これにより米国はスンニ派地域を守ることとなるのだろうかと、いぶかしむ者もある。

また、Biden議員は彼の案では、ボスニアの宗派闘争を終わらせ、タリバン放逐後にアフガニスタンの安定化に役立ったような国際会議を提唱している。彼の考えではイラクに対する国際支援が増大する成果をあげるはずである。それには米国がおよそ3万名の戦力を撤退するにつれて国際治安部隊がより大きな存在となることを含むと議員は話す。

それでもなお、バルカン紛争の専門家らは国家を民族境界にそって分割するという国際的な論議により民族浄化に油を注ぐこととなったと述べ、開戦後からイラクを数回訪れている米国上院議員であるBiden氏の案はイラクで同様の影響をもちうると懸念する。

イラク当局はおよそ10万名のイラク人が宗派間暴力の高まりのため移動を余儀なくされたり自ら移動したりしていると推定している。しかし、国防大学(the Defense University)のYaphe氏のような専門家は分割案の結果としておこる移住と大変動は比べ物にならないと話す。"イラクは実のところ多くの地域、とりわけ都市では混住している”と同氏。"バグダッドだけでも人口500万です。この案はイラクで引き起こす移住の影響の大きさを考慮していないように見受けられます"
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