SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
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クウェート待機の1個機甲旅団をアンバル州へ増派
出典 washington post
URL http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/05/29/AR2006052901172_pf.html
原題 U.S. Will Reinforce Troops in West Iraq
Car Bomb Kills 2 From CBS News
日時 2006年5月30日
筆者 Ellen Knickmeyer、Washington Post Foreign Service
協力 Thomas E. Ricks Staff writer(ワシントン)
その他の同社Staff(イラク)
他掲載媒体 A01面
発信地 バグダッド 5月29日
内容
クウェートに即応待機していた第1機甲師団第2旅団をアンバル州へ展開。
昨年11月の部族指導者と米軍の会合後、Ramadi周辺で部族指導者の暗殺が相次ぎ協力は停止状態。
ラマディは内乱側の支配下にあり海兵は苦戦。海兵将校らは1年前から増派を求めていた。

#以下全訳

米軍は月曜日、主要予備の戦闘部隊をイラクへ展開していると述べた。同部隊は兵員3500名の機甲旅団(armored brigade)で戦闘でキ窮地にあるイラク西部のAnbar州へ緊急増援として送られる。同州での攻撃の急増はイラク・アルカイダ(al-Qaeda in Iraq)と結び付けられており、スンニ派部族指導者を内乱に立ち向かわせる試みに大きなダメージを与えている。

#以下全訳最後まで
Ramadi市のスンニ派族長らが公然と米軍との協力を開始した昨年末以降、Ramadi地域で部族指導者11名が内乱側により暗殺された。この協力は米軍指揮官らからスンニ派内乱勢力とイラク西部のスンニ派社会との大きな分裂だとして賞賛されたものであった。

それ以降の内乱側の攻撃によりスンニ派部族指導者とRamadiの米軍部隊との協力はほとんど凍結していると地元指導者らは話す。

(# 増派)計画が明らかとなったこの日、内乱側の爆弾やその他の攻撃によりイラク国内で40名以上が死亡した。そのうち2名はCBS Newsの取材班であった。取材班の特派員でイラクに通じる(Iraq veteran)Kimberly Dozierは負傷し危篤状態(critical condition)にある。

先週、(# 駐イラク)米国大使Zalmay KhalilzadがCNNでのインタビューでRamadiに関する質問に答えて明らかにしたところではAnbar州の同地域は内乱側の支配下にある。Ramadiはスンニ派が圧倒的な多数をしめる同州の州都である。Ramadiで兵力不足の米海兵隊が直面している困難はイラクでの米軍部隊削減について障害がなおもあることを示唆している。

"アルカイダを追い払いたいと望んでいる、アルカイダは市に重荷となってかぶさっている。不幸なことにはZarqawiの拳のほうが米側よりも強いことだ"とあるスンニ派族長は内乱側の報復を恐れて匿名を条件に話す。ZarqawiとはAbu Musab al-Zarqawi、al-Qaeda in Iraqの指導者を指す。同組織はイラク国内の多数の外国戦士および地元抵抗戦士らを傘下にする集団である。地元のスンニ派指導者らはしばしば、内乱側で最も激しい攻撃をするのはイラク人スンニ派ではなく外国戦士だと主張する。

Ramadiでは”Zarqawiが支配者だ"と同市でワシントンポスト特派員(special correspondent)に族長は話す。"Zarqawiは米軍基地を出入りする者は誰であれ殺す。我々は米人との会合を取り止めた、なぜなら、率直に言って、米側は信用がならないからだ、彼らは我々を守れない"

別の族長、RamadiのKubaisat部族のBashir Abdul Qadir al-Kubaisiも同じ見方をする。"今では市役所や米軍基地に行こうとする族長や市民はいない。なぜなら、Zarqawiが部下に基地や市役所から出てくる者をみたら殺害するよう命じる声明を出したからだ"

"我々は大変憤慨している。しかし憤慨していいるほうが族長や部族指導者の死を悼むよりもましだ"とKubaisiは言う。"Zarqawiは我々に推しかぶさっている。我々はZarqawiとその集団を宥めることを考え始めた、というのも彼らを拒めば死を意味するからだ"

バグダッドの海兵報道官Todd Breasseale少佐(Maj.)が確認したところによると、イラクの米軍司令官George W. Casey大将(Gen.)はイラク国内のおよそ13万名の米軍の主要な即応予備戦力である第1機甲師団第2旅団を呼び寄せた。

同旅団を投じたことで、イラク戦域での米軍予備はクウェートの海兵遠征部隊(Marine Expeditionary Unit)1個、典型的には戦闘歩兵大隊1個と航空及び兵站支援からなる、のみとなると米中央軍(U.S. Central Command)報道官は話す。

先週、CNNが第1機甲師団第2旅団の3個大隊中2個もがRamadiに向かっていると報じていた。米軍筋は部隊の移動中は保安を理由にその時点では話さなかった。

Breasseale少佐が月曜に確認したところでは、機甲旅団丸々がAnbarに向かっている。同州は米海兵隊と地元部族指導者の多く、とりわけRamadiで、米軍の増員を求めていた。

兵員を求める前線指揮官らにとって"十分と言うことはけしてない”とBreasseale少佐は話す。"これらの部隊が配置につけば現地の戦力組成もよい態勢となり族長らが活力を得て仕事を始められるだろう"

Anbar州はスンニ派が多いが、地元住民の多くはスンニ派内乱勢力に合流している外国人戦士の存在をますます懸念するようになっている。住民らは市や町に課せられた戦士集団の暴力的支配と内乱勢力が招く米軍の攻撃に倦んでいる。

昨年11月の米軍海兵士官らとのRamadiでの革新となる会合には多数の地元スンニ派部族指導者らが姿を見せた。会合めがけて内乱側が放つ迫撃砲の砲撃を無視し、長衣の族長と迷彩服の海兵士官らが町会堂で顔をあわせて、Ramadiの族長と米軍との間での初の大掛かりな公然の協力について話し始めた。

しかし、米軍およびイラク軍が1月に地元スンニ派の青年らを初めて徴募したところ、爆弾によりスンニ派部族の入隊志願者およびその他の者60名以上が亡くなった。地元住民は爆弾を仕掛けたのはZarqawiの集団だという。

それから部族指導者の暗殺が急増した、これは米軍に協力するなという明らかな警告であるとみられている。4月、5月にはRamadiは流血に見舞われた。多くの週で、イラクの米軍戦死者数の三分の一から半分をRamadiの海兵が占めた。米軍は同期間に多数の内乱者を殺害したとしている。市民の死者数は完全には不明である。

米軍は繰り返しRamadi中心部に航空攻撃及び砲撃を行った。海兵は地元政府のある中心街の5ブロックを守っているが、今ではその地区は内乱側の銃撃を避けるため米軍が走って移動する狙撃通りとなっている。

海兵隊では一時的にRamadiでの報道の従軍取材の新規受け入れを停止している。Time誌、U.S.News & World ReportおよびAP(the Associated Press)は既にRamadiに従軍取材記者がおり、海兵や海兵士官が土嚢を積んだ射撃陣地で、町会堂周りで内乱側との戦いを引き分け以上に持ち込むには増援が必要だと口々に話すのを先週引用していた。Time誌が引用した士官の言では今の1個旅団でなく3個旅団が必要だと見積もっている。

現地の海兵士官らは今では1年以上も前から公然とAnbar州にはさらに兵力が必要だとしていた。同州はスンニ派人口、僻地、あまり法が行き届いていないことから内乱の牙城となっている。Anbar州のシリアとの国境は武器、資金、戦士の流入経路となっている。

Ramadiでは、住人は包囲を受けていると話す。戦士らが厳格なイスラム教を市に強制するようになってきており、女性は頭にスカーフ、男性はジーンズと短パンを禁止されていると住人たちは語る。

内乱者集団は"勧徳制邪(Promoting Virtue and Banning Vice)連隊と名乗っており、インターネットが惹かれている家を脅迫し欧州の衛星に向けられている衛星アンテナがないか屋上を見張ると警告している、と住民のImad Mohammedは言う。

"米海兵隊は政府の建物だけを支配できるのみで、その一方でal-Qaedaが自由に通りを歩き回り建物に入り誰も制止することは無いということがありえるだろうか?"とMohammedは問う。"アラブ戦士が我々の生活の日常、細かいところや個人的な事柄にまで干渉し始めるに至るなどということが?"

住民によると基本的なサービスはなくなり、電力、水道、学校も中断され、大学は長いこと閉校していると言う。導入されたシーア派警察は崩壊し、医者、教授その他の専門職の多くが逃げ出していると話す。

"市は14世紀に戻ってしまった、さらにそれ以前にでなければの話だが"と40歳になり7人の子供を抱え仕事の無いAkram Fadhilは述べる。

定期的にFallujahであったような掃討作戦がRamadiであるとの噂が流布される。住人らはそれを望んでいるが恐れてもいると話す。Fallujahでの2004年11月の作戦では、スンニ派アラブ人が多いバグダッドから西に約35マイルの同市に大規模な部隊が展開し時には内乱勢力との激しい戦闘があった。

"市は燃えることの無い地獄となった"とRamadiで閉店中のアイスクリーム屋の店主であるAbdul Salam Ahmed al-Rawiは言う。

"我々はこれが早く終わり、米国が市を掃討することを望んでいる"とRawiは先週早くに話した。"しかしまず米国はここの部隊を替える必要がある、そしてもっと多くの、より良い部隊を持ってくる必要がある、丁度一年半前のFallujahのように"

"というのも私が思うにこの部隊が軍事作戦を開始せよとの命令を受けたら、市民の多くは亡くなるだろう"とRawi。"Ramadiの海兵隊は今やあらゆる状況を挑戦、あるいは復讐と考えるようになっている。というのも毎日の攻撃を受けるためだ。そのため彼らはal-Qaedaの連中と市民を一括りにみなしている"
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