SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
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米陸軍に42歳の新規入隊者
出典 the Christian Science Monitor
URL http://www.csmonitor.com/2006/0906/p01s02-usmi.html
原題 Newest Army recruits: the over-35 crowd
日時 from the September 06, 2006 edition
筆者 Patrik Jonsson、Staff writer of The Christian Science Monitor
他掲載媒体 不明
発信地 サウスカロライナ州Fort Jackson
内容 全訳
#画像注記訳
#1枚目
基礎訓練:Russell Dilling一等兵(Pfc.)、陸軍で最年長の新規入隊者(42歳)が小隊一緒にサウスカロライナ州フォートジャックソンの森林の体力練成コース(challenge course)にて
大音声で唱える。
Patrik Jonsson

#2枚目
陸軍一等兵:42歳のRussell Dillingはサウスカロライナ州フォートジャクソンで基礎訓練を受けている。陸軍は6月に入隊年齢を35歳から42歳へ引き上げた。
Patrik Jonsson
#画像注記訳終わり

平均年齢21歳の陸軍小隊で、彼は親父(the old man)と呼ばれる。

#以下全訳最後まで
しかし、小隊が先週、基礎訓練で第18射場(Range 18)へ行ったとき、Russell Dilling一等兵(Pfc.)42歳、いまの陸軍で最年長の新規入隊者は面目をほどこした。60名の新規入隊者のうち、初の挑戦で小銃資格(the rifle certificate)を得た十数名の内に入ったのである。小銃資格は兵となる者にとって大きな精神的課題である。


Dilling一等兵の第18射場での成功は陸軍が入隊年齢を35歳から42歳へ引き上げたことで第二の機会を与えられた年長のコンピュータ修理技師にとって、ひそやかな確信となった。"息子にはけして後悔するなと言ってきた"とフォートジャクソンの森林深くにある集団練成コース(team-buidling challenge course)で息を大きくつきながら彼は語る。"さて、私はようやくのことで自分の忠告を受け入れたわけだ"

プロ選手が40代に入っても現役を続ける時代にあって、連邦議会(Congress)は2005年前半、募集活動で定員割れが起きた陸軍が変更するのを承認した。しかし、軍事専門家の中には、世界で最も強力な志願制陸軍が初めてこれまで典型的に若者の仕事であったものをやる若年男女を十分な数勧誘できなかった現れであると批判する者もいる。

"部分的には、この決定は現在の募集環境がいかに困難であるかの現れである"と下院軍事委員会(the House Armed Services Committee)の軍人小委員会(the Subcommittee on Military Personnel)の重鎮であるVic Snyder下院議員(民主党)、アーカンソー州選出は語る。"しかしこの年齢上限引き上げは変化しつつある社会の一環でもある、より健康で長寿の社会であり、陸軍の基準もそれを反映してしかるべきだ"

これまでのところ、この変更による入隊全体への影響はわずかであり、陸軍への35歳を超える入隊者は405名、40歳を超える入隊者は11名である。それでも、これらの数字は14ヶ月連続で入隊目標者数を上回り続けている陸軍にとってより明るい入隊の見通しの一部となっていると、ケンタッキー州フォートノックスの陸軍筋は言う。

陸軍が42歳を新たな年齢上限として定めたのは62歳で退役するまでに20年丸々の軍歴を積めるようにするためである、と関係筋。(陸軍予備役も入隊年齢を42歳へ1月に引き上げた)

年配の兵が軍服の埃を払い落として戦争へと向かうのは目新しくは無い。2003年にサウスカロライナ州からある州兵ヘリ部隊がイラク派遣されたとき、パイロットのうち6名はベトナムで任務飛行した経験があった。

しかし、新兵(recruits)が"新米(fresh-faced)"と呼ばれるには理由がある。多くは厳しい起床ラッパと兵士に求められる肉体的、精神的に絶えず備えておくという態度に晒されたことがない。米国の主流社会で成人として20年過ごすこと、つまり"Everybody Loves Raymond"を見、フライドチキンを食べて過ごすのは陸軍の食堂での食事と汗だくの兵舎とは大きな違いである。10マイル行軍については言うまでもない。

しかし、人生経験は部隊の融和(unit cohesion)、問題解決、堅忍不抜という面で非常なたすけとなると国防総省報道官Bryan Hilferty中佐(Lt. Col.)は話す。今日、40歳の者の多くは一世代前の同年齢集団よりも体力がある。このように壮健であるのは敵やその他の問題と対決するときに役立つ。


"に、三年前、ロシア語が話せて修士号を持つマラソンランナーがいたんだが、陸軍に入隊したいと望んだ"とHilferty報道官。"我々はだめだと言った、というのも彼は40歳だったからだ。これにどんな理屈があるというんだろう"

陸軍は新たな年齢上限にあわせて体力および性格水準を下げてはいないと話すが、すでに体力水準は年齢集団毎に分かれている。年かさの新兵はこれまでのところ後方職、例えば補給、財務事務などに配属されている。Dillingは小火器の修理をすることとなる。

しかし、批判する者は年嵩の新兵を入れるのは陸軍が必死な表れだと述べる。そして米国社会一般からの戦争に対する非難の現われでもあると。

"人々の寿命が延び、より経験ある人が求められているのは確かだが、正面から向き合うべきことがある。この取り組みは不人気な戦争のさなか通常の人口集団から入隊者が得られないということである"とワシントンのthe Lexington Instituteの軍事専門家であるLoren Thompsonは語る。

Dillingの年齢ゆえ基礎訓練は困難なものとなった。膝が彼を邪魔した。数度、彼は松葉杖で過ごさねばならなかった。しかし、先週、松葉杖も手放し、やせ、年少の者の小部隊を率いて練成コースを穏やかに先導する姿がみられた。Jim Hinnant退役陸軍中佐、現在はフォートジャクソンの報道官はDillingを"決意ある学究"と呼ぶ。

Dillingは第13歩兵連隊第1大隊A中隊第4小隊に影響を与えていると上官らは述べる。年齢で大げさな話があることは確かだが、しかし彼が最初の認定走(qualifying run)を苦労して走りぬいたときは、兵らの一団がトラック上のDillingににぎやかに加わり彼を励ました。

"Dilling一等兵のような者をみれば、物腰から彼は父親だと分かる、つまり彼はすでに人生を生きて来てる”、そう同一等兵の訓練教官(drill sergeant)であるJarvis Pendleton軍曹(Sgt.)は言う。"これは...我々が受け入れてきた若手の者から受けるのとは違った印象だ"

Dillingは若くして結婚し家族を設けたが、それでも兵としての生活を夢見たという。妻は軍人との結婚の転変の激しさから拒絶した。Dillingがその後の離婚から立ち直ったときには、陸軍に入るには歳をとりすぎていた。

あるいは彼はそう思っていた。今年早く、甥が彼に陸軍が年齢を引き上げたという知らせをよこした。彼は息子の募集官に連絡をとり、入隊した。彼はフォートジャクソンに7月遅くに着いた。42歳の誕生日の数時間前のことだった。息子が既にそこにいて、励ましの言葉を送った。"私が息子にしてきた忠告と同じだった"とDilling。

かれはやり遂げる決心をした。"皆は80%が精神的で20%が体力だと話すが、しかし私にとっては逆だ"と話す。"私がこたえたのは体力的なことだった。怒鳴りつけてくる妻を持ったことがあれば、訓練教官をさばくのは大したことではない"
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