SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
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ヒズボラの対戦車ミサイルによる歩兵支援
出典 defense news com
URL http://www.defensenews.com/story.php?F=1979799&C=airwar
原題 Hizbollah Missile Swarms Pounded Armor, Infantry
日時 2006年8月28日
筆者 Greg Grant
他掲載媒体 不明
発信地 不明
内容 全訳


ヒズボラの革新的な対戦車誘導弾運用が最近のレバノンでの戦闘から戦訓を引き出そうと熱心な軍事専門家の関心をひいている。この戦闘では世界で最も強力な戦闘部隊の一つと考えられてきたハイテクのイスラエル陸軍が、ゲリラ戦術と最新兵器を用いる民兵により窮地に追い込まれることがしばしばであった。

ヒズボラの"群れ(swarm)"戦術をめぐる論議は多い。群れ戦術によりイスラエルのメルカヴァ戦車と重装甲車両は脆弱な側面や背面に対するミサイルの斉射で損害を受けた。

しかし、ヒズボラがさらに革新をもたらしたのは前進してくるイスラエル歩兵に対する機動火力支援(mobile fire support)として対戦車ミサイルを用いたことだと言う者もある。これにより地上部隊に多大な損害を与えたのであり、イスラエル歩兵が厚い壁の建造物の中に逃げ場を求めたときですらもそうであった。

"ヒズボラにはかくも対戦車兵器が無尽蔵にあったので、イスラエル降車歩兵に対して従来の近接戦闘で考えられてきたよりも遠距離から突然現れて攻撃することができた"とヴァージニア州にあるTeal Groupの地上戦専門家であるSteve Zalogaは語る。

ヒズボラの持つミサイルには古いがなおも有効なロシア製のサガー有線誘導対戦車ミサイル、より新型のロシア製Metis-MやKornetがある。またヒズボラはイランでコピー生産されたアメリカのドラゴンやより大型のTOWも用いている。

対戦車ミサイルの多くは極めて大型の弾頭をもち厚い鋼装甲を貫徹できる。爆風は広くおよび露出した歩兵には致命的でレバノンの建築に特有の厚い石壁も貫徹できる。

ヒズボラの群れ戦術、同一の目標に対して多数のミサイルを射撃する、は装甲車両と歩兵双方に有効であることを証したとワシントンにあるCSIS(the Center for Strategic and International Studies)の軍事専門家であるAnthony Cordesmanは言う。ミサイルの斉射によりイスラエル部隊は散開することを強いられ、また建造物という隠れ家も封じられたとCordesman。同氏は最近レバノンの戦場を訪れている。

ミサイルはイスラエルのヘリにとってすら脅威であったと同氏。

斉射のためイスラエルの戦車長はボタンを閉じた状態(button up)で前進することを強いられた、つまりハッチを閉ざし常ならある歩兵護衛無しでである。これは都市戦場において極めて危険である。都市戦場では戦車乗りは歩兵が待ち伏せ、危険極まりない路肩爆弾、隠蔽あるいは壕に入った対戦車兵器を突き止めるのに頼るのが常である。

戦車が都市の狭い通りを機動し、守る歩兵無くして強化防御線と対決したために、隠された壕や塹壕から現れて至近距離で攻撃してくるヒズボラの戦士に脆弱であることが証明されたのである。


多層防御(Layered Defense)

Zalogaはヒズボラが対戦車ミサイルを豊富に備蓄していたがゆえイスラエル歩兵の小火器の射程をはるかに上回る3000mから射撃できたと話す。また、それゆえにヒズボラは多層防御を築き後方のミサイルが援護陣地となり前線の塹壕や陣地(bunker)にこもる戦士に火力支援を与えられた。

多層防御によりイスラエルの機甲部隊は適切に諸兵科連合を行えず、レバノン南部に素早く進撃するのを阻まれた。そのかわりに、イスラエルはヒズボラの多層防御をなす陣地、要塞化された村落、丘頂陣地をゆっくりと潰してゆく犠牲のでる殴り合いに引きずりこまれた。

Zalogaはイスラエルは前線部隊を壕(bunker)や強化陣地を強襲するのに特化した戦闘工兵(combat engineer)で増強したと話す。しかし、ヒズボラの個人携帯砲兵は従来の近接歩兵戦闘から戦闘が繰り広げられるのを阻んだ、ミサイルの斉射がイスラエル歩兵の隊伍をまばらとするまでは。

戦闘は第二次世界大戦のクルスクでの戦車戦を思わせる、その戦いではドイツの大戦車軍がロシアの厚い防御帯を砕き突破しようとしたが敗れて地に塗れてドイツ国防軍(the Wehrmacht)はけして立ち直ることは無かった。

"国境の向こうでみたものにもとづいて、ヒズボラは宿題を終えて何を調達するかを決定しイランおよびシリアから補給を得た"とCSISのGuy Ben-Ariは語る。"長年の小競り合いにより敵に関する知識も極めて豊かとなるところまできたのだ"

米軍も歩兵を相手に対戦車ミサイルを用いる価値は認めてきている。

"イラクの米軍は軽対戦車兵器を壕撃滅(bunker-buster)、固定目標に対してに用いている"とForecast Internationalの兵器専門家(weapons systems analyst)であるDean Lockwood。同氏は陸軍ではストライカー装甲車装備部隊に同装甲車の多数が備える12.7mm機銃では不適切と分かった都市地域での直射火力支援にTOWミサイルを使っていると語る。
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コメント
この記事へのコメント
FiOgJKyeysWNfI
2011/06/08 (水) 17:10:58 | URL | VALENZUELA #xBXxowxs[ 編集]
BGzSOzKPMhNOAwTwU
2011/06/30 (木) 11:08:59 | URL | ilhxkqwix #UrYM23bM[ 編集]
IUxIYHOjckpioFTgti
2011/06/30 (木) 12:05:57 | URL | emdgsuse #SB.Ccgr2[ 編集]
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