SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
イラク陸軍で唯一の機甲師団の紹介記事
出典 army magazine 2006年9月号
URL AUSA
原題 Building an Armored Division...... from scratch
筆者および撮影 Dennis Steele, Senior Staff Writer
他掲載媒体 不明
発信地 不明
内容 全訳
画像注記訳
#1枚目
イラク陸軍第9師団(the 9th Iraqi Army (IA) Division)がバグダッドから北の地域をパトロールしている。

#2枚目
師団はCamp Tajiのスクラップヤードにある装備を組みあげた。

#3枚目
イラク陸軍第9師団の参謀将校らが最新の米陸軍の技術を用いている。

#4枚目
イラク陸軍将校が最近の指揮所演習にて地図に部隊の位置を示している。

#5枚目
イラク陸軍第9師団のある大隊の指揮官らと米軍軍事移行チーム顧問(Military transition team, MiTT)が会議を開いている。

#6枚目
イラク陸軍第9師団付きMiTTの先任軍曹であるJohn McFarlane掌軍曹(MSgt.)が師団の装備となるものをスクラップヤードで探している。

#以下本文全訳

イラク陸軍第9師団はかつての共和国防衛隊(Republican Guard)の残骸から作られつつある。
その施設はイラクのCamp Tajiの大半を占め、かつては共和国防衛隊に属していた建物を再生し、装備の多くは旧体制の戦火をうけた残骸で一杯のスクラップヤードから回収してきたものである。第9師団はイラク陸軍で唯一の機械化/機甲師団(mechanized/armord division)(他の師団は軽歩兵師団(light infantry division)である)、かつ同師団の3個旅団中2個の戦車および装甲兵員輸送車はCamp ajiの広大な置き場に集められた戦闘で損傷した車両から組み上げられたものである。


#以下全訳最後まで
スクラップを使い、イラク国防省(the Iraqi Ministry of Defense)は第9師団に使える装備を再建するよう一群の働き手と契約を結んだ。同師団の旅団2個を装備するに十分なT-55戦車と装甲車両が再生させ、そして3個目の旅団は旧ソヴィエト圏の国家から購入したT-72戦車で装備することとなっている。

師団の最初の二つの旅団は既に配備につき米軍部隊と作戦上で協働している。場合によってはそれまで米陸軍部隊の管轄下にあった地域の治安権限を第9師団の部隊が完全に受け継いだこともある。今年遅くには、同師団の3個旅団全てが作戦可能となり、第9師団本部の完全な指揮統制下に入る予定である。その後、師団はTaji地域の治安を完全に担い、必要時にには他のイラク陸軍部隊に機甲戦力を供することとなる。米軍部隊は戦略的な援護任務(the strategic overwatch mission)を行い、イラク師団に支援を与える。援護という立場で、米軍兵士は総じてイラク陸軍部隊の活動を見守り、必要時には助力する即応部隊を保ち、戦務支援(combat service)と攻撃航空支援(attack aviation support)を供する。


地域の権限を担う段階の一歩として、イラク陸軍第9師団本部は初の指揮所演習を今夏行い、参謀が米側顧問から作戦認証(operational validation)を受ける一助とした。米側顧問は所見を上位の米軍司令部に送り、同司令部が師団が完全に作戦可能とする承認の最終的な責任を負うこととなる。


基本的には、合州国軍事移行チーム(the U.S. military transition team, MiTT)の顧問は師団が引き続いている紛争において主導する備えがあるかどうかの所見に基づいて勧告する。
新編あるいは再編された合州国陸軍部隊も同様の認証過程を経るが、訓練および演習しつつも戦争を戦うことに関与してはいない。


John Hort大佐(Col.)、合州国軍軍事移行チーム長およびイラク陸軍第9師団上席顧問(senior adviser to the )th IA Division)はイラク陸軍師団の認証にはおよそ7ヶ月掛かり、これには人員を充足し、司令部を装備し、参謀将校(staff officers)を訓練することが含まれる。


"基地内では、我々は教官(trainer)で、基地外では観戦官(monitor)となる"とHort大佐。


師団は完全充足すると兵はおよそ1万名。3個機動旅団がまず編成され、憲兵、工兵、補給といった独立部隊の編成が続く。


"我々の最大の懸念は補給支援である、なぜならばこの師団が必要とする支援は通常のイラク陸軍歩兵師団よりも多いからである"とHort大佐。およそ240名の米軍兵士が第9師団の大隊から師団本部階梯までの軍事移行チームの任務についている。


Mike Jason少佐(Maj.)はある大隊訓練チームで勤務しており、彼の仕事をこう説明する。"おおまかにいって、私は通訳であり高速かつ高度技術の米軍の世界をイラク人へと伝え、その世界で彼らが出来ること出来ないことを米軍司令官へと伝える。これはT.E. Lawrenceの経験と極めて似通っている。我々はこれらの兵士を尊厳と敬意をもって扱い、アラブの決まりごとに従ってやらねばならない"


同少佐は、彼のMiTT顧問としての仕事にはイラク人の信頼をかちえることが含まれ、全ては個人的な関係に基づいていると付け加えた。"彼らの信頼はいかなる方法でも買うことはできず、ひとたび得たらば、確保し続けなければならない"とJason少佐は説明する。


"アラブの文化は個人関係に基づく"とJohn McFarlane掌軍曹(MSgt.)。同軍曹は大隊MiTTチームの先任軍曹で、"まず家族、次に部族、それから関係をかちえた人々...信頼という妙薬が多大な働きをし、実際には時として自分の立ち位置がはっきりとしないこともある"


"自身の人となりのおかげで、一日目から職業上の信用があった、個人の信用があると全く事情が違う"とMcFarlane掌軍曹は説明する。


同軍曹はMiTT任務につくために退役から復帰し制服を纏った。同軍曹は2000年にケンタッキー州Fort Knoxにて騎兵斥候先任軍曹(cavalry scout first sergeant)として退役し、その後は機甲センターの戦闘開発部局(the Armor Center's Directorate of Combat Development)にて契約業者として陸軍教範を執筆していた。この任務を終えたら同軍曹はその仕事に戻る予定である。"パソコンの前に座っているが、それでも兵を助けているのだ"と軍曹。


McFarlane掌軍曹はMiTTでの勤務について"これまでで最高の仕事だ、学んだことの点において。これまでで最高の学習経験だ"と話す。


そして同軍曹は彼が助言するイラク兵士から最高の褒め言葉をうけた。"彼らは私が良きアラブ人だと言っている"
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 SBCT関係論文翻訳 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。