SBCT関係論文翻訳
1999年10月AUSAの昼食会にて時の米陸軍参謀長エリック=シンセキ大将は演説を行った。陸軍の変革・再編・革新の道程標となる出来事であった。
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ディヤラ州へストライカー旅団の大隊、移動す
出典 army times
URL http://www.armytimes.com/news/2007/03/apstrykerloss070315/
原題 Strykers find active insurgency in Diyala
 Two vehicles, soldier lost on first day
筆者 Lauren Frayer - The Associated Press
日時 Thursday Mar 15, 2007 15:00:17 EDT
発信地 イラク バクバ(BAQOUBA)
内容 以下に全訳

 米軍のストライカー装甲車が夜明けにバクバへと轟音をたてつつ入っていった。敵は待ち構えていた。夜明けの祈りの呼びかけの声が途絶えると、通りは内乱勢力の射撃の火線で満ちた。


 水曜日、危険なディヤラ州(Diyala)での最初の任務が始まって数分後、無線で声が流れた。「戦死、負傷者あり(Catastrophic kill, with casulaties)」

 ストライカー装甲車の後部室の中で、兵らは声を抑えあって無線機に体を寄せた。彼らにはこの無線が意味することが分かっていた。敵の攻撃で自軍の車両が一両失われたのだ。

 100両近いストライカー装甲車がバグダッドから北へ、州とその州都へと呼ばれた。またしてもスンニ派内乱勢力を駆逐するためである。スンニ派内乱勢力の多くは開始後1ヶ月が経つバグダッド治安作戦から最近逃げてきた者である。

 イラク戦争が5年目となる中、イラクの首都から北東にわずか35マイルのこの地では内乱勢力が爆弾と殺害による攻撃を再開している。ディヤラ州はたちどころにアンバル州(Anbar)、バグダッドから西のスンニ派内乱勢力の牙城と同じくらい危険となっている。

 水曜日、ロケット擲弾が米兵らが盾にしていた建物を震わせた。頭上を迫撃砲弾が飛びゆき、地面に落ちては危険な弾片の雲が湧きおこる。

 絶え間なく銃撃音が響く。内乱勢力の空ろなAK-47の音に擲弾の風切り音は米軍の12.7mm機銃の身を震わすような轟音にほとんど飲み込まれた。

 兵は無線に増援をと叫んだ。アパッチ攻撃ヘリが急降下してヘルファイアミサイルを放った。

 この日が終わるまでに、兵1名が戦死、12名が負傷し、ストライカー装甲車2両が撃破された。米側は内乱勢力数十名を殺害したと語るが具体的な数字は述べなかった。

 第2歩兵師団第20歩兵連隊第5大隊、バグダッド北部の郊外から振り向けられたストライカー大隊の精鋭にとっては厳しい、血みどろの初日であった。

 【奴らは、ロケット擲弾、迫撃砲、あらゆるものを投じてきた。私の車両の正面で手榴弾を放ってきた奴さえいた」と第20歩兵連隊第5大隊A中隊(5-20's Attack Company)のHuber Parsons大尉(Capt.)28歳は語る。「しかし、もっとも破壊力があったのはIEDだ」とフロリダ出身のCoral Gables。彼の言うIEDとはimprovised explosive device、つまり路肩爆弾である。

 ストライカー装甲車のうち1両は極めて巧みな伏撃で撃破された。

 IEDをもろに受けて、ゴムタイヤの装甲車は爆弾穴に落ち込んだところを内乱者が隠れ場からでてきて、ロケット擲弾を一斉に射撃したのである。

 ストライカー装甲車の乗員は中に閉じ込められた。1名が亡くなった。それ以外の9名全員は負傷したが、うち6名はその後任務に復帰した。

 これとは別に、ストライカー装甲車1両が仕掛け爆弾の上を走行中にその爆弾が炸裂し撃破された。乗っていた9名は生き延びたが3名が負傷した。

 「ディヤラ州の紹介としてはふるっている」と第20歩兵連隊第5大隊A中隊第3小隊のWilliam Rose軍曹(Sgt.)。「ここ数週間、ひょっとするとここ数ヶ月では最も激しい攻撃だった」とマサチューセッツ州Arlington出身28歳のRose軍曹は話す。

 「いつも今度行く所は最悪、一番攻撃が激しいと言われてきたがそうだった試しは無かった」とRose軍曹は語る。「今回は本当にそうだったようだ」

 2月14日のバグダッド治安作戦開始後、ディヤラ州では暴力が劇的に急増している。しかし、内乱勢力はゆっくりと支配を固めてきたのである。軍のデータによると同州での米軍に対する攻撃は昨年7月以来70%増加している。

 内乱勢力と戦うために送り込まれたストライカー部隊はイラクでの米軍司令官で序列2位のRay Odierno大将(Gen.)が自ら選んだ。これはバグダッド治安作戦を拡大し、新たな戦線が幕開けしたことを示している。バグダッド治安作戦ではブッシュ大統領が兵員2万名以上を増派すると約束している。

 ストライカー部隊は火曜日にバクバに到着した。ディヤラ州の平定についてはバグダッドの地区やイラク北部の都市モスルでやったのと同様だと楽観に満ちていた。

 その自信は内乱勢力の銃撃の嵐と戦友に犠牲者がでたことで消え去った。

 「初日で既に一人を失った」とオレゴン州Hermiston出身のJose Charriez特技兵(Spc.)22歳。「あっというまに命を失いかねないのを実感するね」

 同特技兵と戦友らは名前を挙げていった、Jones、Rubenstein、死んだの誰か割り出そうとしているのだ。若い兵(private)が頭を垂れて祈った。 

 「戦闘による死亡1名に負傷者9名。これは大体においてここにいる全員の数じゃないか」とSan Antonio出身21歳のAnthony Bradshaw特技兵(Spc.)は自分の周りの者を指しつつ口にした。

 自分たちの車両の中で座っている第3小隊の面々は外に出て戦いに加わりたくてうずうずしていた。彼らは徒歩パトロール(foot patrol)の訓練を受けた歩兵であり、装甲車両にずっと乗り続けているような訓練は受けていない。2両撃破されたとの報で彼らはいっそう気がはやっていた。

 そして命令が下された。降車し、北の家屋を掃討せよ。

 ストライカー装甲車の後部ランプが降ろされて、9名の兵はばらばらと外にでた。打ち捨てられた家の前庭に身を隠してどう取り付くかを決めた。東のほうから、どこかは不明だが爆発音が鳴り響く。

 兵らは錆付いたごみ収集車が停まっている伸び放題の芝生庭を区切っている崩れたセメント壁の背後で身をかがめた。Jeremiah Westerfeld特技兵、22歳が壁を越えられるように螺旋鉄条網を大きな赤いワイヤカッターで切った。

 インディアナ州Batesville出身の同特技兵は同行記者が肩を足場にして降りられるよう身を屈めてくれた。

 兵らは茂みが伸び、泥だらけの道で汚らしい庭に降り立った。犬がやたらと吼えてくる。援護のため煙幕手榴弾(somke grenade)が幾つか投じられた。

 誰かが犬を撃った。

 ドアを蹴って入り、住民に問い質す。ある空き家には仕掛け線つきのプロパンガスボンベを使った手製爆弾が仕掛けられていた。

 一日中、兵らは狙いをつけてはいたが、屋上の水タンクの背後に隠れ椰子の茂みに姿をくらます、とらえがたい敵にはっきりと撃てたのはごくわずかであった。

 建物を間を駆け抜ける米兵の足元の小石が内乱者の銃撃で飛び跳ねた。敵の銃撃はますます狙いが確かになっている。

 バグダッドでは第20歩兵連隊第5大隊はサドルシティ周辺の内乱勢力のねぐらとされる地区を捜索したがほとんど抵抗にあわなかった。兵らは地元住民と茶を飲み交わすこともしばしばであった。

 ディヤラ州では事情が異なる。バグダッドよりも意に従わせる(tame)ははるかに難しいことすらありえる。

「チャイ(茶)の日々、静かな日々は終わったんだと思う」とミネソタ州Winona出身のAllen Groth特技兵24歳は洩らした。

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